日々の取引数字入り例題・確認問題付き

商品売買の仕訳|仕入・売上・返品を三分法で整理

簿記3級の商品売買では、商品を仕入れたときに「仕入」、販売したときに「売上」、後払い・後受けの場合に「買掛金」「売掛金」を使う三分法が基本です。

作成:しわけ帳編集部更新日:2026年9月2日日商簿記3級向け

最初に押さえる3点

1

購入は「仕入」、販売は「売上」

2

後払いは買掛金、後受けは売掛金

3

返品は元の仕訳を逆向きにする

BASIC IDEA

考え方の基本

商品を掛けで仕入れると、費用である仕入と、後日支払う義務である買掛金が増えます。商品を掛けで販売すると、代金を受け取る権利である売掛金と収益である売上が増えます。

返品は、最初の取引の一部を取り消す処理です。仕入返品なら買掛金を減らして仕入を取り消し、売上返品なら売上を取り消して売掛金を減らします。

3 STEPS

問題を解く手順

  1. 1

    仕入か販売かを判定する

    自店が商品を購入したなら仕入、顧客へ販売したなら売上です。備品の購入と混同しないよう、販売目的の商品かを確認します。

  2. 2

    決済方法を確認する

    現金、普通預金、掛けなど支払・回収方法を相手科目にします。掛けなら仕入時は買掛金、販売時は売掛金です。

  3. 3

    返品は元の仕訳を戻す

    返品額について、元の取引で使った勘定科目を反対側に置き、取引の一部を取り消します。

EXAMPLE

数字入り例題:商品を掛けで仕入れた場合

商品30,000円を仕入れ、代金は掛けとした。

左側の勘定科目金額右側の勘定科目金額
仕入30,000円買掛金30,000円

仕入という費用の増加は左側、買掛金という負債の増加は右側です。「未払金」ではなく、営業目的の商品代金なので買掛金を使います。

QUICK TABLE

すぐ確認できる整理表

項目左側右側
掛仕入仕入買掛金
掛売上売掛金売上
仕入返品買掛金仕入
売上返品売上売掛金

間違いやすいポイント

商品代金に未払金を使わない

通常の営業で販売する商品の掛け購入は買掛金です。備品など商品以外の後払いでは未払金を使います。

三分法では販売時に仕入原価を記録しない

商品を販売したときは売掛金・現金などと売上を記録します。売れた商品の原価は決算でまとめて計算します。

SELF CHECK

理解度チェック

答えを考えてから「答えを見る」を開いてください。

Q1商品50,000円を掛けで販売したときの仕訳は?答えを見る

答え:売掛金 50,000円 / 売上 50,000円

売掛金という資産と、売上という収益が増加します。

Q2掛けで仕入れた商品のうち5,000円を返品したときの仕訳は?答えを見る

答え:買掛金 5,000円 / 仕入 5,000円

元の掛仕入「仕入/買掛金」を反対向きにして取り消します。

NEXT STEP

理解したら、5問で定着させよう

商品売買」の仕訳・知識問題を1問ずつ採点できます。

5問に挑戦

作成方針:学習者が仕訳の理由を理解できるよう、独自の数字入り例題で構成しています。AIを補助的に使用していますが、公開内容は簿記3級の基本事項に沿って整理しています。本サイトは試験実施団体の公式サイトではありません。

試験範囲や申込方法は、日本商工会議所の公式情報をご確認ください。