ChatGPTでGmail・カレンダー・Driveをまとめて使う方法

Gmail、Google Calendar、Google DriveをつないだChatGPTで、依頼メールへの対応や会議の準備を1つの会話で進める方法を、そのまま使える依頼文つきで紹介します。

メールで依頼を受けて、関連資料をDriveで探し、カレンダーで空き時間を確認してから返信する。1つの仕事なのに、3つのサービスを行き来することはよくあります。

Gmail・Google Calendar・Google DriveをChatGPTにつないでおくと、この行き来を1つの会話で進められます。この記事では、仕事を1つ片づけるための頼み方を紹介します。

サービスのつなぎ方はChatGPTのプラグイン・コネクタとは?、毎朝の予定やメールの確認は朝のタスク整理をAIで効率化する方法で紹介しています。

依頼メールから、返信の下書きまで進める

取引先から「来週の打ち合わせ候補日と、前回の見積もりを送ってほしい」というメールが届いたとします。

まずは依頼メールを見つけて、何を頼まれているかを整理してもらいます。

Gmailで、株式会社サンプルの田中さんから今週届いたメールを探して。打ち合わせや見積もりについて依頼されていることを箇条書きにして。

続けて、同じ会話で資料と日程を確認します。

依頼に関係しそうな見積書をGoogle Driveから探して。ファイル名と最終更新日も一緒に出して。

Google Calendarで、来週の平日10時〜18時のうち1時間以上空いている時間を3つ挙げて。

最後に、ここまでの内容をもとに返信を書いてもらいます。

ここまでの内容をもとに、田中さんへの返信の下書きを作って。候補日は3つ、見積書は添付する前提で。

自分で行うのは、依頼内容の確認と、候補日・添付ファイルが合っているかの最終チェックだけです。Gmailの検索、Driveでのファイル名の思い出し、カレンダーの空き探しを、それぞれ別の画面で行う必要がなくなります。

Gmailをつないでいれば、ChatGPTに下書きを作ってもらい、そのまま送信まで進めることもできます。送信できるのはWeb版のPlus・Pro・Business・Enterpriseプランです。送る前に、宛先と本文は必ず自分で確認してください。

会議の準備をひとつの依頼で済ませる

会議の前に「前回何を話したか」「先方から何か届いていないか」を確認する作業も、まとめて頼めます。

明日のGoogle Calendarで「定例」を含む会議を確認して。参加者とのこの1か月のGmailのやり取りと、Google Driveにある前回の議事録や関連資料を探して、会議の前に確認しておくことを5つ以内でまとめて。

返ってきた内容で足りないところは、会話を続けて絞り込みます。

前回の議事録で「次回までに対応」となっている項目だけを抜き出して。

参加者から届いたメールのうち、まだ返信していないものがあれば教えて。

会議の直前に、カレンダーで参加者を確かめ、名前でメールを検索し、Driveで前回の資料を開く、という3つの作業がなくなります。

探す条件は「いつ・誰から・何を」で指定する

「関係するメールを探して」だけでは、ChatGPTが範囲を広く取りすぎたり、狭く取りすぎたりします。条件は、次の3つを意識して書くと絞りやすくなります。

条件 書き方の例
いつ 昨日の15時以降、今週、先月の後半、来週の火曜〜木曜
誰から 取引先Aの佐藤さんから、@example.co.jp のアドレスから、明日の会議の参加者と
何を 「請求書」を件名に含む、未返信のもの、「2026年度 販促計画」というキーワードを含む資料

組み合わせると、次のようになります。

昨日の15時以降に取引先Aから届いたメールのうち、まだ返信していないものを一覧にして。

Google Driveで「販促計画」を含む資料のうち、今月更新されたスプレッドシートだけを探して。

「未返信」のような条件は、何をもとに判定したかが回答だけでは分かりにくいことがあります。取りこぼしが困る場面では、「判断の根拠にした最後のメールの日時も出して」と頼んでおくと、確認がしやすくなります。

そのまま使える依頼文

3つのサービスを1つの依頼で使う例です。社名やキーワードを書き換えて使ってください。

来週の打ち合わせ予定をGoogle Calendarで確認して。それぞれの打ち合わせについて、関係するGmailのやり取りとGoogle Driveの資料を探し、準備が足りていないものを教えて。

Gmailで今週届いた依頼のうち、期限が書かれているものを探して。期限までの間にGoogle Calendarで作業できる時間があるかも確認して、一覧にして。

取引先Bとの過去3か月のメールと、Google Driveにある契約書・見積書を探して。金額や納期がメールと資料で食い違っている箇所があれば教えて。

明日の会議の参加者から届いた最新のメールをGmailで確認して。そのメールで触れられている資料をGoogle Driveから探して、ファイル名とリンクを並べて。

朝の仕事始めに使うなら、「今日の予定と、今日対応が必要なメール、関係する資料をまとめて」の一言でも十分です。詳しい流れは朝のタスク整理の記事を参考にしてください。

結果を使う前に確認すること

ChatGPTの回答は、つないだアカウントで見える範囲の情報だけをもとにしています。仕事で使う前に、次の点を確認してください。

  • 見落としがないか:「見つかりませんでした」と返ってきても、存在しないとは限りません。期間や名前の書き方を変えてもう一度頼むか、重要なものはGmailやDriveで直接確かめます。
  • 別のアカウントを見ていないか:個人用と仕事用など、複数のアカウントをつないでいる場合は、どちらのアカウントを探したのかを確認します。「仕事用のアカウントで探して」と指定することもできます。
  • 資料へのアクセス権があるか:ChatGPTが開けるのは、つないだGoogleアカウントで開けるファイルだけです。共有されていない資料は見つからないため、必要なら資料の持ち主に共有を頼みます。
  • 日時と金額は元の情報で確かめる:候補日や金額をそのまま返信に使う前に、カレンダーとファイルの元の画面で一度確認します。

まずは、今届いている依頼メールを1通選んで、「このメールに返信するために必要な資料と空き時間を探して」と頼むところから試してみてください。