ChatGPTのプラグイン・コネクタとは?できることと使い方
ChatGPTのプラグインと、以前「コネクタ」と呼ばれていた外部サービス連携(現在は主に「アプリ」)の違い、接続の手順、チャットでの呼び出し方、権限設定の考え方を具体例つきで解説します。
ChatGPTに「Google Driveの資料を探して」と頼んでも、そのままでは中身を見られません。ChatGPTから外部のサービスにアクセスするには、そのサービスをつないでおく必要があります。そのための仕組みが、プラグインとコネクタです。
この記事では、名前の整理から、つなぎ方、実際の頼み方、権限の決め方までをまとめます。内容は2026年9月時点のOpenAIヘルプセンターをもとにしています。
プラグイン・アプリ・コネクタの関係
名前が何度か変わっているため、最初に整理しておきます。
- アプリ:Google DriveやSlackなどの外部サービスとChatGPTをつなぐもの。以前「コネクタ」と呼ばれていた外部サービス連携は、現在は主に「アプリ」として案内されています。
- プラグイン:アプリに、作業の手順をまとめた「スキル」などを加えて、ひとまとまりにしたもの。アプリを1つだけ含むもの、複数含むもの、スキルだけでアプリを含まないものがあります。
2026年7月からは、アプリもプラグインの一覧から探す形になりました。設定画面に並んでいるのは「プラグイン」ですが、実際にサービスとつながっているのは、その中に入っているアプリです。
なお、2023年ごろにあった旧「ChatGPTプラグイン」とは別物です。古い解説記事の手順は、今の画面と一致しません。
つなぎ方
- 設定 → プラグインを開き、使いたいサービス(例:Google Drive)を選ぶ
- インストールのボタン(Install plugin)が表示されたら選ぶ
- 接続(Connect)を選び、サービス側のアカウントでサインインする
- 求められる権限を確認して許可する
プラン・ワークスペース・地域・画面によって、表示名や項目が異なる場合があります。
サインインするのは、読みたい情報にすでにアクセスできるアカウントです。個人用と仕事用のGoogleアカウントを持っているなら、どちらでつなぐかで見える資料が変わります。
一覧に目的のサービスが見つからない場合もあります。使えるアプリは、プラン、地域、ワークスペース、使っている画面によって変わるからです。会社のワークスペースでは、管理者が無効にしていることもあります。
チャットでの呼び出し方
つないだあとは、普段のチャットと同じように頼みます。サービスを指定したいときは、入力欄で @ を入力してアプリ名を選ぶか、+ から選びます。
目的がはっきりしているほど、うまく探せます。
@Google Drive 「2026年度 販促計画」の資料を探して、決まっていないことだけ箇条書きにして。
@Slack #営業チャンネルの今週の投稿から、自分宛ての依頼を拾って。
@GitHub このリポジトリで、レビュー待ちのままのPull Requestを一覧にして。
@Notion 議事録データベースから、先月「保留」になった議題をまとめて。
読むだけでなく、アプリによっては情報の作成や更新もできます。地図やカードをチャットの中に表示するアプリもあります。
1つの依頼で、複数のサービスを組み合わせることもできます。
Google Driveの見積書と、Slackでの先方とのやり取りを見比べて、金額や納期が食い違っている箇所を教えて。
調べものに時間をかけたいときは、つないだアプリをdeep researchの情報源に指定できます。
毎朝の予定確認やメールの仕分けのように、決まった作業を繰り返す使い方は朝のタスク整理をAIで効率化する方法で紹介しています。
確認をどこまで出すか決める
アプリが情報を読んだり操作したりする前に、ChatGPTが承認を求めることがあります。どの操作で確認を出すかは、アプリごとの権限設定で選べます。
| 設定 | 動き |
|---|---|
| Always ask | 毎回確認する |
| Allow read actions | 読み取りは確認なしで進む |
| Allow low-risk actions | 影響の小さい操作まで確認なしで進む |
| Allow all actions | 対応する操作をすべて確認なしで進む(一部のアプリ・アカウントのみ) |
最初は Always ask か Allow read actions にしておくと安心です。ChatGPTがどう動くかを確認してから、必要に応じて広げます。メールの送信やファイルの削除など、取り消しにくい操作が混ざるアプリで Allow all actions を選ぶのは避けましょう。
権限設定で変わるのは、確認を出すタイミングだけです。サービス側で許可していない情報や操作に、アクセスできるようになるわけではありません。アクセス自体を止めたいときは、設定 → プラグインからアプリの接続を解除します。
データの扱い
つないだサービスの情報は、会話の文脈として使われます。メモリをオンにしている場合は、アプリから読んだ内容が記憶されることもあります。
Free・Plus・Go・Proでは、「すべての人のためにモデルを改善する」をオンにしていると、アプリから取得した情報がモデルの学習に使われることがあります。Business・Enterprise・Eduでは、初期設定では学習に使われません。社外秘の資料を扱うなら、つなぐ前にこの設定を確認しておきましょう。
つながらない・見つからないとき
アプリが資料を見つけられない、操作が失敗するといったときは、次を順に確認します。
- 接続したアカウントが、その資料にアクセスできるか(別アカウントでつないでいないか)
- そのアプリが、頼んだ操作に対応しているか
- 会社のワークスペースで「Disabled by admin」と表示されていないか
最後の表示が出る場合は、自分では解決できないため、ワークスペースの管理者に相談します。
まずはGoogle DriveやSlackなど、毎日開いているサービスを1つつないで、「探して、まとめて」と頼むところから始めてみてください。
